こんにちは。つっちーです。簡単な経歴はこんな感じです↓
・機械、IT系の弁理士 ・大規模特許事務所、中規模特許事務所を経験 ・知財業界でのキャリア相談を受付けてます →キャリア相談ある方はTwitterでDMください https://twitter.com/messages
・メーカーの僻地勤務がツラい…
・子どもの送り迎えとかあるし、柔軟に働きたい
・親の介護とか考えると、将来的にリモートでできる仕事がしたい
今回はこんな疑問↑にお答えします。
私の職歴はこんな感じです。
- 日系大手メーカー(JTC)技術者
- ITエンタメ系ベンチャー
- 大手特許事務所
- 中小特許事務所(←イマココで勤務弁理士)
弁理士の働き方に興味があります!との質問をいただいたので、自分の実体験をもとに記事を書いていきたいと思います。
JTCメーカー時代の働き方
メーカー時代はだいたいこんな感じの働き方をしてました↓
- 工場勤務。朝7時55分からラジオ体操が始まって8時から勤務開始。
- 勤務時間は8時~16時半。が、定時で仕事がおわることはほとんどない。早くても21時退勤。
- 長期休みとか祝日休みはあったけど、日曜日になると憂鬱。耐久試験機がトラブルで止まると緊急の休日出勤あり。
- 先輩は良い人だったけど、上司とは根本的に考え方が合わず。残業してる人の評価が高いという完全な昭和の価値観。
- 工場の現場勤務だったので、気性が荒い人が多く、ベテランに嫌われると相当仕事がしづらくなるのでビクビクしてた
- 無駄な会議、意味不明な現場ルール、残業しろよという雰囲気、スタンプラリー(稟議の承認のときに複数の管理職にハンコもらいにいくやつ)に消耗
ネガティブのオンパレードですが、リアルにこんな感じでかなり消耗してました。
リアルに死にたいと思うくらい、ヤバい時期もありました。
弁理士を目指した理由(”働き方”という切り口で)
“働き方”という面で、弁理士を目指した理由はこんな感じです。
- 僻地勤務でなく、都会のオフィスで仕事をすることへの憧れ
- 現場の泥臭い仕事よりもホワイトカラー的な仕事への憧れ(技術者時代はホワイトカラー的な仕事だと思ってたら超現場仕事だった)
- 愚痴・不平・不満が飛び交う、ネガティブな現場環境から逃れたかった
- 対外的に通用するスキルが身に付きにくい職場であり、どこでも通用するスキルを身に着けて、会社に依存する人生から脱却したかった
- 将来的に親の介護とかで地元に帰る可能性もあることを考えると、住む場所を選ばずにできる仕事がしたかった
↑のような理想を求めて弁理士試験の勉強をしてました。
当時は、試験に受かって絶対こんな職場から逃れてやる!というモチベーションで勉強してましたが、
技術者時代は忙しすぎて勉強時間がとてもとれなかったので、先に特許事務所に転職しました。
とても怖くて勇気のいる決断でしたが、本当に決断してよかったです。
別記事にも書きましたが、転職を先延ばしにしてたらズルズルと消耗して、リアルに鬱になっていたと思います。
特許事務所の働き方
今の特許事務所での働き方はこんな感じです。
- 完全リモート(家から徒歩10分の場所にあるコワーキングスペースで仕事)で、たまーに出勤するが、出勤しなくても全然OK。
- フレックス(成果管理なので名目上の出勤時間はあるけど、成果物さえ納めていれば実質的にいつ働いてもOK)
- 祝日・長期休みも普通にある(クライアントであるメーカーも長期休みであることがほとんどなので)
- 精神的に自立している人が多く(会社に依存していない)、愚痴とかほとんど聞かない
- 無駄な会議、無駄なルールはほとんどない。生産性を追求する職場。
- 子どもの送り迎えも余裕。家族と過ごせる時間が圧倒的に増えた
- 突発のトラブルとかない(試験機が止まって呼び出されることも、システム異常で呼び出されることもない)
JTC時代を考えると正直夢のようです。
可処分時間は圧倒的に増え、仕事しながらこうやってブログを書く余裕さえできました。
意外と嬉しかったことは、”突然の呼び出し”がないことです。
特許事務所の仕事は、対メーカー、対特許庁の仕事で、基本的に土日祝日は休み、長期休みあり。
また、モノを作っているわけではないので、突発的なトラブルもないので、休みの日でも仕事のことに頭がいくことがありません。
JTC時代は、試験機がトラブルで止まらないかを休日でも気にしていました。
また、ITベンチャー勤務時代にシステム開発に少し携わっていることがあったんですが、休みの日であってもシステムトラブルを気にして、社内チャットから目が離せないなど、”休日だけど、休めていない”という状況が続いていました。
今の弁理士の仕事は休日に会社から連絡くることは皆無なので、休日を100%、休日として使えています。
最後に
弁理士の仕事はもちろん厳しい面もありますが、どんな仕事でも厳しい面はあります。
同じ厳しい思いをするなら、理不尽さがない仕事が絶対いいです。
今の働き方に不満や心配を持っている方はぜひ知財業界の門を叩いてみてください。
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